小説メモ

古今東西、読んだ本についてのメモ

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『ゴーレム^100』 アルフレッド・ベスター

ゴーレム^100 著者:アルフレッド・ベスター 訳者: 渡辺佐智江 発行所:国書刊行会 2007年6月1日 発行 タイトルの『ゴーレム^100』は、ゴーレム×ゴーレム×ゴーレム×... とたくさんのゴーレムが重ね合わさってゴーレム^100はできてるよ、みたいな意味みたい…

『レンブラントの帽子』 マラマッド

レンブラントの帽子 著者:バーナード・マラマッド 訳者:小島信夫/浜本武雄/井上謙治 発行所:夏葉社 2013年2月10日 発行 マラマッドが好きだ。とても繊細で優しく物哀しい文章を書く人。買ったときすでに3刷にもなってて嬉しい。

『黒檀』 カプシチンスキ

黒檀 著者:リシャルト・カプシチンスキ 訳者:工藤幸雄/阿部優子/武井摩利 発行所:河出書房新社 2008年8月30日 発行 暑い。電気式スチーマーになった部屋で、今にも人間肉まんが出来上がりそうである。この時期、出荷先も需要もないのでただちにコンビニ…

『紙の動物園』 ケン・リュウ

紙の動物園 著者:ケン・リュウ 編・訳者:古沢嘉通 発行所:早川書房 2015年4月25日 発行 衝撃的な短編集だった。勧められて表題作「紙の動物園」をひとまず読んでみたら、とてつもなかった。短い作品の中に時間的にも空間的にも奥行きが広くあって、読後は…

『存在の耐えられない軽さ』 ミラン・クンデラ

存在の耐えられない軽さ 著者:ミラン・クンデラ 訳者:水野忠夫 発行所:河出書房新社 2008年4月30日 発行 タイトルが何とも特徴的だ。みなさんはどんな物語を想像するだろう。僕はと言えば、小兵力士がなかなか勝てないことから「存在の耐えられない軽さ」…

『悪童日記』 アゴタ・クリストフ

悪童日記 著者:アゴタ・クリストフ 訳者:堀茂樹 発行所:早川書房 2001年5月31日 発行 戦争が激しくなり、おかあさんの母親、〈魔女〉と呼ばれるおばあちゃんの家に疎開させられた双子の話。 双子は学習として作文を書く、お互いにテーマを出し合い装飾の…