小説メモ

古今東西、読んだ本についてのメモ

『競売ナンバー49の叫び』 ピンチョン

競売ナンバー49の叫び 著者:トマス・ピンチョン 訳者:佐藤良明 発行所:新潮社 2011年7月30日 発行 表紙が恰好よくて思わず買ってしまったピンチョン。 すごいすごいとホーボーから聞かされていたけど、噂にたがわない壮大さがあった。どこにいるのか判ら…

『レンブラントの帽子』 マラマッド

レンブラントの帽子 著者:バーナード・マラマッド 訳者:小島信夫/浜本武雄/井上謙治 発行所:夏葉社 2013年2月10日 発行 マラマッドが好きだ。とても繊細で優しく物哀しい文章を書く人。買ったときすでに3刷にもなってて嬉しい。

『黒檀』 カプシチンスキ

黒檀 著者:リシャルト・カプシチンスキ 訳者:工藤幸雄/阿部優子/武井摩利 発行所:河出書房新社 2008年8月30日 発行 暑い。電気式スチーマーになった部屋で、今にも人間肉まんが出来上がりそうである。この時期、出荷先も需要もないのでただちにコンビニ…

『紙の動物園』 ケン・リュウ

紙の動物園 著者:ケン・リュウ 編・訳者:古沢嘉通 発行所:早川書房 2015年4月25日 発行 衝撃的な短編集だった。勧められて表題作「紙の動物園」をひとまず読んでみたら、とてつもなかった。短い作品の中に時間的にも空間的にも奥行きが広くあって、読後は…

『存在の耐えられない軽さ』 ミラン・クンデラ

存在の耐えられない軽さ 著者:ミラン・クンデラ 訳者:水野忠夫 発行所:河出書房新社 2008年4月30日 発行 タイトルが何とも特徴的だ。みなさんはどんな物語を想像するだろう。僕はと言えば、小兵力士がなかなか勝てないことから「存在の耐えられない軽さ」…

『悪童日記』 アゴタ・クリストフ

悪童日記 著者:アゴタ・クリストフ 訳者:堀茂樹 発行所:早川書房 2001年5月31日 発行 戦争が激しくなり、おかあさんの母親、〈魔女〉と呼ばれるおばあちゃんの家に疎開させられた双子の話。 双子は学習として作文を書く、お互いにテーマを出し合い装飾の…

『巨匠とマルガリータ』 ブルガーコフ

巨匠とマルガリータ 著者:ミハイル・ブルガーコフ 訳者:水野忠夫 発行所:河出書房新社 2008年4月30日 発行 ふ。と池澤夏樹の世界文学全集を読もうと思い立ち、手始めに最も人気がある(らしい)この小説を読んでみた。 ぼくがこの作品を選んだ理由 池澤夏…

池澤夏樹 = 個人編集 世界文学全集

「池澤夏樹 = 個人編集 世界文学全集」 河出書房 読書家・小説家の池澤夏樹が個人編集した世界文学全集で、結構売れたみたい。 9.11以降の時代を読み解くような選書をしたそうな。とりあえず、カプシチンスキの『黒檀』は面白い。